2016年7月7日 星期四

耕耘可食地景


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2016/07/07 第169期 訂閱/退訂看歷史報份TAEPEI
耕耘可食地景
 
 
耕耘可食地景
文/Taipei
人口が密集した都市部で自然と緑にあふれた田園生活を送る、そんなことが可能だと思いますか?実は、我々の暮らしの範囲内でも、自宅の庭、ベランダ、屋上、路地の片隅、空き家、駐車場、歩道の脇、中央分離帯、公園、学校など上手く活用すれば「食べられる景観」(edible landscape)を作り出すことができるのです。

台北市が全力を挙げて取り組む田園都市化政策は、公共スペースで野菜や果物を栽培するというもので、これにより都市の緑化が実現できるほか、地域住民が共同で農作業に取り組み、互いに交流を深めることも可能にします。さらに未来を担う世代に自然環境や、大地と食の関係を学んでもらう上で最適な教育の場ともなります。

「小田園計画」―農作業をカリキュラムに

台北市教育局が推進する「小田園計画」は、学校の空きスペースを利用して菜園を設置するというもので、生徒たちは実際に種蒔きから収穫までの経験を通じて農作物の栽培を学ぶことができる上、給食の献立に副菜に自らの手で育て上げ、収穫した食材を使った一品を加えることもできます。生徒たちは食材の新鮮さ、おいしさだけでなく、達成感や満足感も味わうことになります。

ケース1:建国高校

建国高校における小田園計画は、1 年生の家政科と2 年生の特別カリキュラム「持続可能な食卓」の一環として行われ、台湾の食事情と農業問題に関する議論を深める内容となっています。家政科教師の指導の下、生徒たちは生態工学的手法を用い、枕木を利用した水田や水をやらなくても自律的に野菜が育つプランター、土を入れて野菜や果物の苗を植えたペットボトルを一面に並べた「生態ウォール」を自分たちで制作。環境にやさしい農法で作物を栽培しています。作物を育てる過程で、生徒たちは稲穂がスズメに食べ尽くされたり、水田の中で飼っていたカダヤシ(ボウフラを捕食する魚)が寒さで死んでしまったり、野菜の苗が一晩のうちにカタツムリに全てかじられたりといった経験をすることで農家の方々の苦労を身にしみて感じることができるようになっていす。

生徒たちはまた、フェイスブック上にコミュニティページを開設し、自分たちの活動を記録した動画をアップロードしたり、農家による農産品即売チャリティーイベントに対する支援を表明したり、環境にやさしい「苗栽培ボトル」の作成方法を掲載したりしているほか、小学生向け食育キャンプを開催するなど、より多くの人に食糧問題に関心をもってもらおうと積極的に行動しています。

ケース2:辛亥小学校

辛亥小学校では2012 年より、児童が「田園の楽しみ」を体験できるよう、1 年生担当の何秋堇教諭主導の下、生活科の授業の一環として野菜の栽培を行っています。辛亥小学校が作った「開心農場」は規模こそ小さいものの、栽培される野菜の種類はとても豊富です。ここで堆肥として使われる落ち葉は雑草が増えるのを防いだり、腐熟して養分となったりと、30 種類以上の作物の成長を助けています。こういった作物は自分たちで食べるほか、販売もしており、その収入は図書の購入費に充てられます。

また、校内の中庭にある傾斜地を利用して作った「ハーブの森」では、同校のある台北市文山区の雨の多い気候に適したハーブが栽培されています。さらに中庭にはたくさんの種類の果樹も植えられていますが、その中には児童が自らの手で接ぎ木や挿し木をしたものや、小田園計画の予算で購入したものが含まれます。

ケース3:育航幼稚園

幼児たちに自分と自然環境の関係に関心を持ってもらいたいと考える育航幼稚園では、先生の指導の下、可愛らしい小さなお百姓さんたちが園内の「緑の廊下」やハーブエリア、野菜エリアで植物を育てる楽しさを学んでいます。毎週金曜に行われる小田園プログラムでは、幼稚園の園児たちがコミュニティの公園まで散歩し、ボランティアや栽培の専門家を訪ね、環境に対する感覚やセンスを養います。

屋上菜園で農家になる夢を実現

都市に住む人々の間で「自分で食べる野菜を自分で育ててみたい」という夢を抱く人が増えていますが、実はこの夢、リタイアするまで待って田舎へ移り住むことなどせずとも実現可能です。

マンションの屋上にちょっと目を向ければ、そこには洗濯物を干す以外、ほとんどの時間、まったく利用されていないスペースが存在します。ここに住民共有の屋上菜園を作れば、各家庭で出る生ごみを堆肥として、二酸化炭素を抑えて環境に優しく、かつ健康な野菜が栽培でき、しかも住民間の親睦も図れるなど良いこと尽くしです。

「田園都市」という理想に向けた取り組みのため、台北市産業発展局は昨年より、市内の公共施設12 カ所の屋上にモデル菜園を相次いで設置。うち10 カ所は近隣住民に開放し、残り2 カ所は園芸療法への活用を目的として社会福祉団体に提供されています。今年は屋上のほか、空き地を利用した公共菜園をさらに24 カ所増やし、市民に提供する計画です。

ケース1:文山区老人自費安養センター

有料老人ホーム、文山区老人自費安養センターの菜園では、高齢者が長時間腰をかがめて作業するときの負担を軽減するため、一定の高さを取ったプランター設備を採用。また、安価で移動の容易な不織布製の「植木袋」を使って多くの種類のハーブや豆類を育てており、高齢者が気軽に作物の栽培を楽しめるようになっています。

ケース2:士林区徳行里のモデル菜園

「パーマカルチャー」(持続可能な農業)の概念を基に、流動的なラインといくつもの階層を持つプランター配置で菜園をデザイン。生物の多様性を高めるとともに堆肥ボックスや植物棚、コミュニティー活動用のスペースも設けています。また環境に配慮し、有機栽培が行われています。

ケース3:北投区行政センター

ボランティアたちが「ドゥー・イット・ユアセルフ(DIY)」精神を発揮し、木を使って一部プランターを自分たちで手作りしているため、菜園全体に温もりが感じられます。木製のプランターは見た目も美しいほか、将来的な維持・管理を考えて底にマットが敷いてあり、水が滲み出て屋上の防水層を痛めない工夫が凝らされています。

市民農園と田園基地で農作業の喜びを体験

台北市各区の農会(農協)が管理する「市民農園」は、市民が自ら作物を育てることができるよう、農家が農地を提供するというもので、その考え方は「農耕公園」に近いものがあります。市民は家族を連れてここで体を動かし、農作業を体験します。忙しくて普段は来られなくても、農園の管理者が代わりに世話をしてくれるので心配はありません。このような市民農園は農業とレジャー、教育といった機能を兼ね備えた施設と言えるでしょう。

文山区の木柵・猫空地区にある「樟湖自然市民農園」園長の張さんは、農業への愛が高じ、市民にもその喜びを分かち合いたいと考えて農地を提供しています。それだけでなく、社区大学(コミュニティ・カレッジ)と共同で「自分で食べる野菜を自分で植える」カリキュラムを開講し、自分の体を動かして作物を育てる楽しさを市民に伝えています。

また、田園都市計画では市内の空き地を現在の利用状況を阻害しない範囲で「田園基地」として市民に開放し、緑化や「食べられる景観」の形成に活用しています。こういった空き地を利用することで都市全体を一つの農場とし、市民に自分の手で野菜や果物を栽培する楽しさを知り、農業の大切さを深く理解してもらうことが可能となっています。

学校や公園、地上や屋上で苗を植えて収穫する―田園都市計画を通じてさまざまな場所に「食べられる景観」が生まれることで私たちと自然の間にあらためて身近で強いきずなが結ばれています。さあ腕まくりをして、一緒に都市の中の農家になりましょう!

台北市の公共施設屋上に設置されたモデル菜園(12 カ所)

文山区老人自費安養センター

台北市恒愛発展センター

内湖区湖興区民活動センター

士林区仰徳區民活動センター

松山区民生社区活動センター

中正区客家文化主題公園客庄生活館

北投区行政センター

信義区行政センター

大同区行政センター

南港区行政センター

大安区行政センター

萬華区行政センター

台北市の市民農園(17 カ所)

北投区: 北投第一市民農園、北投第五市民農園

士林区: 日月満市民農園、至善明哲園市民農園、風動草市民農園、士林第八市民農園、清涼地有機市民農園、一方市民農園、梅居市民農園、永福健康市民農園

内湖区: 内湖第二市民農園

松山区: 松山第一市民農園

南港区: 大安第一市民農園

文山区: 木柵第一市民農園、木柵第二市民農園、渓水旁休閑市民農園、樟湖自然市民農園

詳しくは「台北市市民農園」のサイト(www.tfa-cfarm.org.tw)をごらんください。

ポータル「田園銀行」(farmcity. taipei)

ウェブ上に設けられたポータル「田園銀行」は、田園基地や市民農園に関する資料、都市農園の設立・運営支援資料、農作物栽培教室に関する情報とオンライン講座、成果の公開、農園利用申請に関する資料など田園都市推進計画についてのあらゆる情報が集められたサイトです。

 
綠意繚繞的靜謐之地 隱田山房白色教堂
遠離城市喧囂,沿著蜿蜒山路而上,經過隱田山房一館、二館餐廳,最後來到宛如世外桃源的白色教堂園區。教堂景致潔白優雅、浪漫唯美,成為許多新人婚紗外拍的景點。

台北色彩改變中
色彩策略可說是一門整理術,如何透過色彩去整理、歸納,營造一個舒服、和諧的環境,是台北市目前最迫切需要的,而這正是Agua與都市酵母團隊正在進行的一場台北的色彩整理行動。
 
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